https://www.youtube.com/watch?v=BHuO7U0rLtY

パソナグループは、人だからこそ提供できるサービスや、人が介在するからこそ成し遂げられる価値を大切にしています。この理念に基づき、デジタルで解決できることと人による役割分担を進めていくという考えを持っています。特に、面談という業務は、これまで可視化が難しく、ブラックボックスになりやすい領域でした。ブリングアウトに提案を依頼した際、パソナの業務理解やサービス理解が非常に深かったため、そこを起点に話を進めることができた点が最大の選定要因であったと評価しています。ブリングアウトは、単に要約を作るだけでなく、顧客のビジネス貢献につながる示唆を一緒に生み出すコンサルティングサービスを提供しており、他のサービスとは一線を画した価値があると考えています。

元々パソナで掲げられていた23の重点項目の中から、どれが最も求職者様の応募につながるKPIなのかを、データを持って特定する作業が一緒に行われました。
結果、重要と考えられる5項目を網羅的に会話できている面談であるほど、応募率が高いという強い相関が定量的に確認されました。これにより、「何を深掘りすれば良いか」が定量的にクリアになったとしています。ブリングアウトのAIによるスコアリングは、面談の中で各項目に対し、どういった聞き方ができているのかを評価するものであり、改善していくポイントを見つける上で大きく役立っています。
面談が可視化されるようになったことで、担当者のどういう点が強みなのかを見つけることができるようになりました。面談の内容を見ていない上司がアドバイスをするよりも、上司と本人がスコアを一緒に見ながら指摘やアドバイスをしてもらえる方が、当事者の納得感と自己成長につながるため、非常に効果的であると考えています。
今回の取り組みによる一番のメリットは、面接の合格率が上がるという点です。パソナ様は、AIに全てを任せるのではなく、AIを使って自分たちの力を最大限に引き出すという考え方を持ち、この取り組みを進めたいとしています。
次のフェーズとして、より臨場感のあるAI模擬面接を一緒に作るという構想があります。この模擬面接サービスでは、パソナで蓄積しているノウハウをブリングアウトのAIに取り込むことに加え、求人ごと、および企業へのヒアリングでしか分かり得ないような情報を面接のシナリオに反映させることで、唯一無二のAI模擬面接サービスになるとして期待を示しています。

今後も、社員が提供する「人の温かみ」を通じたサービス提供と、ブリングアウトのデータを活用し、良いサービスを提供していきたいという意向を示しています。